今日は、ちょっと珍しいケースをお話したいと思います。

この方(30代女性)は、足のむくみが昔からひどく、ここ1ヶ月くらい夕方だけでなく、朝からむくんでいるということでした。また肩こりや頭痛、腰痛も同時に起こっており、お酒を飲むとイライラ感が出たり、お酒がなかなか止められなくなるということで、自分は炭水化物の不耐症なのではないかと考えているとのことでした。

 

症状としては・・・

疲労感(ほぼ一日通して疲れを感じる)

記憶力減退

創造性の欠如

低血糖症状(甘いもの・カフェインが欲しくなる、めまいを感じたり、イライラする、情緒不安定)

腹部の膨満感(便秘は慢性的)

炭水化物や糖分を摂った後の眠気

脂肪の蓄積と体重の増加

中性脂肪の上昇

うつ症状(気分の浮き沈みが激しい)

 

があるということで、暴飲暴食、特にお酒の量が多く、アルコール依存症と言われたこもあるそうです。

 

 

小麦アレルギーによって様々な症状が出るということ

 

検査をしていくと、副腎や胸腺などの免疫系の臓器が疲労状態にあること、そして胃酸分泌低下や食道や胃の辺りの張り、腸の弁の問題が併発していることなど、食物アレルギーまたは不耐症の兆候があったので、早速カイロプラクティックによるアレルギーチェックに移りました。そうすると、小麦に対して反応があったのです。この点についていくつか質問をしてみると、昼に玄米のおにぎりを食べる時よりも、夜にパスタやラーメン、また特にビールを飲んだ後にお腹の膨満感が強く、精神的にも辛くなったり、異様な眠気が起こるということでした。

 

治療では、副腎や胸腺に対するリンパのポイントや機能をアップする内臓治療を行い、その後、胃に関わる頭蓋骨の治療、そして腸の弁に関わる一連のアプローチを進めていきました。また消化不良によってお腹の辺りで硬くなっている部分があったので、それをしっかり緩め、全身的に関わる背骨の関節をしっかりと治療していきました。

治療後は、肩こりや腰痛がかなり楽になったようです。また小麦製品、そして麦に関わるものお酒であれば、ビールや焼酎などを控えてもらうようにしたところ、いままであった精神的な問題やイライラ、異常な眠気などは一切なくなり、むくみと頭痛に関しては大分改善したそうです。

 

今日のpoint

今回の全身的な問題の原因は、「アレルギー・不耐症である麦製品を摂ることで、身体の内分泌・代謝バランスを崩し、強いては筋肉骨格系、自律神経系にも悪影響を及ぼしたこと」でした〜。

食物アレルギー・不耐症の問題は本当に多岐に渡ります。今回のケースでは小麦だけでなく、麦自体に過敏な状態でしたが、思わぬところに落とし穴があった形でしたね。この方は、ビールや焼酎以外のお酒であれば、全く問題は起こらなかったようですね。こういったこともこの分野に詳しい専門家でないとなかなかわからないものです。もしかしたらと思った方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
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